温と熱
 日が暮れると、山は濃い暗闇の中に沈む。
 参道には等間隔に灯りを配してはあるけれど、その光は微々たるものだ。今夜は雲が厚くて重くて、月も星も見えないからなおさら。もしかしたら雪がちらついているかもしれない。
 この山は標高はそれほどでもない。でも深い森を擁しているから、街中を基準にした天気予報に頼っていると意外な時に泣きを見ることがある。
 もっとも、室内にいるのであれば空模様などそれほど気にすることでもないのだが。
 わざわざ電灯をつけるのも面倒な気がして、彼女はそろそろと暗い廊下を歩いた。目指す台所の戸は開け放たれていて、わずかに光が漏れている。
 ひょこりと頭をのぞかせると、そこには思っていたとおりの後ろ姿があった。
「兄さん」
 足音はほとんどさせていなかったはずだ。でも予想外の事態でもなかったのだろう、呼びかけた家族――五月は驚く様子もなくのんびりと振り返った。
「七緒? まだ寝てなかったの」
「兄さんこそ」
 風呂上がりだからだろう、少し湿った毛先はいつもよりふわふわ感に乏しい。手に持った缶とそこに突っ込まれたスプーンを見て、七緒は彼が何をしようとしていたのかを察した。
「ココア淹れるの?」
「あー、うん。ちょっと糖分が欲しいなって……でも寝る前だしさ、固形物はお腹に優しくないかもしれないし」
「液体なら罪悪感が薄いかも、っていう?」
「罪悪感とか言わないで……いや間違ってないけど……」
 水だけにしておくのが正解だって、わかってはいるんだけどさ。
 そう続けて、五月はへにょりと眉を下げて笑った。すでにパジャマに着替えているところを見るに、これ以上夜更かしする気はなかったのだろうが。確かに就寝直前に食事をするのは身体に悪い。天野の両親からはもちろん最低限の躾を受けているが、だからといってジャンクフードやちょっとした行儀の悪さを殊更うるさく言うような人たちでもなかった。つまりこの流れは単なる本人のこだわりの話だ。
 七緒もどちらかといえば体育会系を自認しているので、夜遅くに敢えてカロリー摂取しようとは思わない。もちろんそのときの事情によるし、禁忌とまではいかない、やっぱり単に習慣の類で。
 ただ目の前にあるとどうしても欲は出る。
「私もお水だけ飲むつもりでいたんだけど、一緒にもらってもいいかな」
「いいよー。よしよし、それじゃ共犯だな」
 だからべつに、悪いことでも何でもないのに。
 なんだか嬉しそうにしているから、言葉にはせずにまあいいかと肩をすくめる。
 食器棚にしまわれていた中から、自分のぶんのマグカップも出して手渡した。
「ほんとは鍋で作ったほうが美味しいけど、洗いもの増えるしレンジでいいよな?」
「充分だよ。作っていただく身で文句なんて言いません」
「あっはっはー」
 砂糖とココアパウダーを入れて、給湯器のお湯で練る。牛乳を注いで電子レンジのホットミルク機能を使えば、あとは待っているだけで火傷しない程度の絶妙な熱さのココアの出来上がりである。つくづく文明の利器とは素晴らしい。
 おやつを待ちきれない子どもというわけでもないが、唸る機器をなんとなくじっと見つめていると、五月が今気づいたとでもいうように瞬きした。
「って、七緒。その恰好じゃ寒いだろう? できあがるまで少しは時間があるから、ちゃんと半纏着てきなさい」
「いいよ、どうせココア飲んだら温まるんだし」
「まだ出してないとかは……」
「それはない」
 七緒は首を振った。最近とみに気温が下がってきたので、パジャマの上に羽織るものはカーディガンから半纏にバージョンアップした。
 半纏いわゆる綿入れは、生まれた世界の記憶故かただ性に合っていたのか、幼い頃からなんの抵抗もなくサイズアウトするたびに買い替えてもらってずっと愛用している。小学生のころからのつきあいの大和などは見慣れているからか何も言ってきたことはないが、女友達には「洒落っ気がない……!」などと嘆かれたりもしたっけ。今でも寒くなってくると思い出したように言われる。あのどてらまだ使ってるの? と。
 家族全員色違いのお揃いで、七緒自身はけっこう気に入っている。しかも誰に見せるというわけでもなし――そういうことを気にしなければならない相手といえばいわゆる“彼氏”なのかもしれないが、兄から恋人にスライドしてきたのが目の前の五月で、なおかつ本人が半纏装備なので、うん、何の問題もない。
「出してるならいいじゃないか、着てきなさい。今晩山間部は雪が積もるかもって予報だったんだぞ、ほら」
「だって、暗いのに部屋まで戻るの面倒なんだもの」
「電気つければいいでしょー?」
 肩を掴まれて回れ右させられる。背中を押してくるので、頑張って踏ん張ってみた。滑りやすい靴下でなくて良かった、ルームシューズがうまい具合にグリップをきかせてくれて移動距離は思うほど出ない。
「ほーら、はーやーくー」
「いーやーでーすー」
 夜中に何を遊んでいるのだろう。ちらりと思ったが、ちょっと楽しいので気にしない。そのまま背中にぐいぐい体重をかけていると、ふと加わる圧が緩んだ。
「もー、そういうこと言う子は……こうだ!」
「わっ」
 がばっと後ろから抱きすくめられる。
 腕を回すだけではなく、前合わせの紐をほどいてしまったのか。いわゆる二人羽織の状態にされて分厚い綿がすっぽり身を覆う。パジャマに含む空気までもが一気にあたたかくなって、七緒は声に出さずに驚いた。
「…………」
 平気だと思っていたものが、なるほど想像以上に身体は冷えていたらしい。じわじわと馴染んでくる体温が心地よい。知らず強張っていた肩や背中がゆるゆるほどけて余計な力が抜けるのがわかる。
 後頭部を擦りつけると、さらさら音がした。身体の前に回った手が半纏ごしにお腹のあたりをぽんぽんと叩くのは、待ってほしい、なんだかちいさい子にするような仕種ではないのか。釈然としないが心地よいものは心地よい。油断をしたら瞼が重くなってきた。そもそも今日はいつもより少々夜更かし気味なのだ。
「七緒ー?」
「……。……うん?」
 このまま寝ようと思えば寝られる。その誘惑に従いかけていたところを、肩口のため息で起こされた。
「あーもー、なんでここでほっこりしちゃうかなあ……」
「だって、なんだかあたたかくて気持ちがいいから……前から思ってたんだけど、兄さんの体温、私にちょうどいいみたい」
 抱きしめる腕がぴくりと動いた。些細な動きだったが、できた隙間から冷たい風が入り込んできて、さらに暖を取るべく半纏の襟元をひっぱる。たいして強く引いたわけでもないのに、五月はよろめいておおげさにたたらを踏んだ。
「いやいやいや待って!? その発言だいぶ問題じゃない? もうちょっと警戒しようか!」
 体勢を立て直して、安堵のため息ひとつ。それから一呼吸置き、でも動揺は去らないらしく声が派手に裏返っている。
「うん? 私なにか変なこと言った?」
 だって、警戒しなきゃいけないようなことなんて、何もない。
 言いたいことはなんとなく予測はつく、他でもない彼自身にもう少し警戒心だの疑いだのを持てということなのだろうけれど。確かに自分たちは家族ではあるものの、いわゆる恋仲の男女でもあって、他人とまではいかなくても最低限の節度だのマナーだのそういったものはあるのかもしれないけれど。
 抱きしめられているといってもこの腕の力はごく弱いものだ。彼女がその気にさえなればきっとすぐに抜け出せるだろう。いや抜け出す努力をするまでもなく解放してくれるに違いない、確信がある。そんなひと相手にいったいどうやって危機感を抱けというのか。
「……あー……お前は相変わらずものすごく無防備だしさー……父さんも母さんも俺たちの気持ち知ってるのに、おかまいなしで出張行っちゃうしさー……」
 情けなく零しながら首の後ろにぐりぐりと前髪が擦りつけられる。物理的にも精神的にもくすぐったくなって七緒は少し笑った。
「信用されすぎててつらい?」
「信用されるのは、嬉しいよ。つらくはないんだけどー……いややっぱつらいかなー……逃げ出しもしないんだもんなあ、俺は男なんですってば」
 ぼやく語尾に少しだけ色が混じった。その熱さにさわりと首筋を撫でられる感覚をはっきりと自覚しながら、身じろぎして正面から向き直る。
「これくらいで逃げ出すわけないよ」
 両手で頬を包めば、明らかに自分のものとは質の違う硬い感触が返った。やわらかいことはやわらかいのだが、それこそ質が違う。筋張っているというか、青いというか、なんだろう、
「…………」
 自分で動いておいて急に恥ずかしくなってきた。七緒は五月の頬にあてていた手のひらを離して肩に移動させた。記憶にあるより少し位置が高い気がする。半纏がちょっと邪魔。前合わせから入り込むようにそろりと背中に手を回すと、浮き上がった肩甲骨を感じた。
 思いきり抱きついてみる。目の前にはしっかり留まったパジャマのボタンがある。色気など微塵もない、昔から見続けてきた、日常の光景。の、はずだ。たぶん。
「……七緒」
 囁く声色に、ぞくりと背筋が総毛だつ。全身をめぐる血の勢いを急に意識する。額をたどる指先が冷たい。七緒が上気しているからだ。
「七緒、顔を上げて。俺を見て」
 従ったのは言葉にか、促すように力の込められた指先にか。こめかみのあたりが脈打って、なんだか汗ばんできたのがわかる。電灯を背に光が遮られて、翳った中に伏し目がちの男が、顔を近づけてくる。
「……ぁ……」
 唇が震えて、やけに弱々しい吐息が出た。近づいてくる、その目だけが光っているような気がする。ぎゅっと瞼をおろしてみても、絡めとる色と気配は弱まらない、近づいてくる。
「……っ」
 やわらかいものが頬に触れた。
 ごく近くまで来ていた熱さが引いていく。恐る恐る目を開けてみれば、なんだか満足気な顔をした五月が見えた。腹立たしい気分になりかけて文句を言おうと口を開き――七緒はかすかに首を傾げた。
 腹立たしい? 何が。
 心臓は相変わらずどくどくとうるさく脈打っているし、口づけられた頬はもう片方と違って明らかに疼いて熱いまま。そこだけ神経が倍に増えてしまったかのようにひりひりする錯覚さえあって、それで。
「……ほっぺただけなの?」
「え……」
 見開かれた目を正面から見つめる。
 思わず口走ってしまっただけだった。でもそれこそが本音に間違いないと思った。
 緊張しすぎたのが恥ずかしい。期待したのを見透かされたようなのが恥ずかしい。こちらの内心はそれはもう収拾のつかない事態になっているというのに、やけに涼しげに余裕さえ取り戻しているのが腹立たしい。
 ――いや、余裕を取り戻しているかのようにみせかけているのが腹立たしい。
 私は――このひとも、まだ満足していない。
 五月が笑った。
 いつもふわふわとやわらかい笑顔ばかりを見ている。困ったような下がり眉とか、口角の上がっている口許だとか。耳に落ちかかる毛先がちょっとした空気の動きに踊って、ただ、今は。
 獲物を見定めた獣のような、獰猛な気配を隠しもしていない。
「…………物足りない?」
「ん」
 腰を捕らえる腕の力が強まった。苦しいほどの拘束に細く息を吐きながら、いっぱいに首を曲げて恋人を見上げる。なぞられた耳朶に血が集まった。頬に添えられた手を七緒からも掴んで、手の甲をゆるく撫でる。射抜く視線に、一瞬だけ何かを耐えるような光が過ぎったが、気にしないことにした。意識せずともいいことだ、どうせこれから、満たされる。
 今度は目を瞑らない。見つめあったまま、互いの顔を引き寄せるようにして近づけて、鼻先がちょっとだけぶつかって、軽く開いた唇に吐息が触れて、それから――


 ピピピピピピ


 びくん、と滑稽なくらい肩が震えたのは、おそらく同時だった。
 バランスを崩しかけて、お互いかばおうと反射的に動いて、二人してその場にひっくり返る。
 なかなかにいい音がした。普段からきっちり片づけられている台所で、調理器具を出していたわけでもなく、それが幸いして大惨事にまではならずにすんだ。すんだが、床で打った膝が地味に痛い。五月は五月で唸りながら肘を押さえている。やっぱり流しの角にぶつけたらしい。
「〜っ駄目だ、ツボに来たぁ……!」
「だ、大丈夫?」
 なんだか涙目になっている。あそこだ、人類共通の弱点だ。肘の内側の骨は軽くぶつけただけでも指の先まで不快な衝撃が来る。ピンポイントで金属にそこを攻撃されれば(自分でぶつけたわけだけれど)泣きそうになっても致し方ないと言えるだろう。
 ひとしきり悶えた後。つい先ほどまでの色めいた雰囲気はどこへやら、五月はすっかり邪気の抜けた瞳で七緒を見つめた。
「うあーごめん、もう大丈夫……お前は? どこか打ってない?」
「兄さんほどじゃないよ、私は転んだだけだし。…………ココア、できたみたいだね」
「だなー」
 軽く唇を尖らせて邪魔された不満を表現してみたつもりだったが、綺麗に流された。くしゃりと七緒の髪をひと撫でした手はそのまま電子レンジの取っ手へと向かう。指先がマグカップに伸ばされてそれをつかみ取る前に、彼女は彼の半纏の裾を引いた。
「続きは?」
「へ? つづ……」
 五月はぽかんと口を開けて振り向いた。そのままじわじわと目許から赤く染まっていくのを無言で眺める。やがて彼は音がしそうな勢いで数歩後ずさると、両手を前に突き出して振った。
「いやいやいや、七緒、落ち着こうか。つづ、続きはまずい、うん」
「……何がまずいの」
 七緒はレンジにちらりと視線を投げた。すぐに戻す。恨みがましいものが混じってしまうのは仕方がない。何しろ、狙っていたのかと疑いたくなるほどに絶妙なタイミングだったのだから。
 五月だって見るからにその気だったではないか。知られているとしても両親の前で甘いやり取りをするのはさすがに気が引けるし、何より普段は兄妹気分がまだ抜けきらない。せっかく恋人らしいことができると思った矢先にこれだ、もっと残念そうにしてくれてもいいのではないだろうか。
「まずいんだってば……とりあえず冷めちゃうから飲もうよ、ほら」
「…………ありがとう」
 リビングまで引き返すのも面倒だ。二人は立ったままマグカップに口をつけた。
 五月の淹れたココアは時間を考慮してか甘さ控えめだった。甘いのと苦いのが矛盾なく同時に舌に押し寄せて美味しい。湯気を吸い込みながら目だけ動かすと、五月も七緒を見ていた。
「ごめんな、勢いつきすぎちゃって……止まらなくなった」
「謝られるようなことじゃないよ」
 だって、全然嫌じゃなかった。
 ぽつりと付け加えた台詞は、予想していたのかもしれない。驚いた風もなく、五月は淡く笑う。
「えーとね、えー……ずっと一緒にいようと思ったらさ、ちゃんとしないといけないことはいくつもあって」
「それはわかるけど……」
「今は夜です。暗いです」
「うん」
 うなずいた。いつものことだ。間を作るかのように、また一口ココアを含む。彼は片手にマグカップを持ったまま、空いているほうの手で自身の側頭部を掻いた。
「それで……さ。場所は山の中の一軒家で、今日は父さんも母さんもいない。俺もお前もお風呂上がりだからね、当然パジャマ一枚なわけで。……ここまで言えばわかる? まずいでしょ、さすがに」
「……ああ……」
 続きは口にされることはなかったが、理解してしまって七緒は軽く頭を抱えた。
 言われてみれば、確かにまずい。触れ合いたい欲が先行して、その先のことなど思いつきもしなかった。そういえば途中がっちりと抱きついたような気もする。薄い布地越しに存在する己と違う骨格に何か恍惚とした心地になったものだったが、七緒がそれを感じていたということは、当然相手も同じなわけだ。
「……ごめんなさい……ちょっと考えなしだったかも、しれない……」
 年頃の乙女的に、それはどうなのだと思わないこともない。この程度のことで嫌われたり呆れられたりしないのはわかりきっていても、自分自身でなにやらこう、そうか、これが“穴があったら入りたい”という心情なのだろうか。
「んー、まあ仕掛けたのは俺なんだけどね」
 確かに兄妹のじゃれあいの均衡が崩れたきっかけは、抱きすくめられたあの瞬間なのだろうけれど。
 七緒はかぶりを振った。
「あれがなくたって、似たようなことにはなってたんじゃないかな」
 だって、好きなのだから。見ていたいし見られていたいし、くっついていたいし可愛いと言われたいし好きだと言いたい。同じようなことを考えている二人が一緒にいれば、辿る結末がどうなるかなど火を見るよりも明らかだ。
 確かに今このときは、五月の言うとおり状況がまずいだろう。だから自重する。両親の信頼も裏切りたくはないし、乱世から帰還したこの時代、胸を張って隣に居続けるためにはやっぱり必要なことだろうから。
 ほぼ同時にココアを飲み干し、並んで手早くカップを洗った。その後七緒はうん、と軽くこぶしを握ってから五月の袖をつまんだ。
「それじゃ、明日だね」
「ん? うん、明日だね……って待って!? 七緒、それ微妙に意味」
「だって、明るければ問題ないってことだよね?」
 言い捨てる形で身をひるがえし、捕まる前に退散する。
「いや、問題ないけど……ないけどさ! あ! 甘いもの飲んだんだから、ちゃんと口濯いでおきなさーい!」
「はーい」
 本日最後の会話が、これとか。
 七緒はくすくす笑いながら洗面所に向かった。胸を支配するふんわりした何か。噛みしめたら、勝手に笑いがこみ上げてくる。
 十年以上ずっとそばにいた。知らないことなんてないと思っていた。今思えばそんなの大間違いだった。
 欲をにじませて見つめられれば、他のことは忘れてしまいそうになった。半面そのあと慌てた顔は、それはもう真っ赤に染まっていて、可愛くて抱きしめたくなるくらいだった。明日は明後日は、とあれこれ思いめぐらせると、うきうき浮き立つ予感がする。
 ひとまずは明日だ。朝の挨拶は、どうしようかな。おはようと言ってから、それから次はどうしようか。どんな顔を、見せてくれるだろうか。
 感情の名前は変わっても、ふたりを表す関係の名前は変わっても、心の奥をやわらかくくすぐるこの感覚だけは、昔からもこれからも、きっと変わらずあるのだろう。
--END.
電子レンジは空気を読みました(か?)

半纏はお父さんが紺色、お母さんが朱色、五月が浅葱色で七緒が桜色希望ッ
三鶴兄さんが帰ってきたらたぶん鶯色を着せられます。たぶん。
(2020.07.24)